無意識を変えること

幼少期から、自責的になり自己嫌悪に陥ることが当たり前だった。
他人のせいにすることは、いかなる理由があっても許されないことで、全ては自分のせいだと思い込んでいた。
無意識に刷り込まれた自責の癖は、自分自身を深く傷つけ、肯定的な言葉を受け取れないほど固く心を閉ざした。
もっと優しい言葉を掛けられたら、それを信じられたら、どんなに楽だっただろう。
わたしは、わたしの言葉に一番傷ついていたのかもしれない。

無意識の癖なんて変えられないと思っていた。
でも、どうしても変わりたかった。
それだけが原動力となった。

「必ずしも自分が悪いわけではないこと」を知るところから始まり、「自分のせいにしないこと」は「他人のせいにすることではない」という気づきを得た。
今まで自責に陥っていた状況下で立ち止まり、「私は悪くない」「誰のせいにしなくてもいい」「苦しいと感じてもいい」と思い出すことの繰り返し。
たくさんのエネルギーを要するうえに、すぐにはうまくいかなかった。
変わりゆく過程も苦しくてたまらなかったけれど、その先に待っているであろう「自分を傷つけないでいられる世界」のために、なんとか耐え忍んだ。

今はもう、自責的になることは無い。
無意識を変えることができたのだ。
数年単位の長い時間がかかった。

おそらく、無意識は小さな行動や思考の積み重ねでできている。
そのひとつひとつを変えていけば、新しい無意識を作ることができるようだ。
例えるなら、脳のプログラムを書き換えていく作業とも言えるだろう。

とはいえ、未だ孤独や不安、空虚にさいなまれて毎日苦しくてたまらない。
逃れたい。楽になりたい。
きっと変えられることを知っているから、まだ諦めない。