小学6年生の時、「あの子のことどう思っているの?」と異性のクラスメイトについて尋ねられた。
「友達かな」と答えると、「喜ぶだろうから伝えてあげるね!」と言われた。
クラスメイトは友達ではないらしい。
入学したときは、みんな「おともだち」だったのに?
それからというもの、「友達」という言葉を使うことに慎重になった。
一方的な気持ちかもしれないと、躊躇してしまう。
中学生の時には「友達なんだから頼ってよ」と言われて戸惑い、高校生の時には「私たちって親友だもんね!」と言われて歯切れの悪い返事をした。
「友達」や「親友」は、思春期の不安定な心をつなぎ止めておくためのお守りだったのかもしれない。
きっと私はこれからも「友達」という言葉をあまり使わない。
もう、手放しても怖くないから。